無垢フローリングと複合フローリング、どう違うの? - 西宮のリノベーション会社、リフォーム会社のリノクルール

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無垢フローリングと複合フローリング、どう違うの?

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無垢フローリングが私のおすすめな理由

リノベーションを考えている時に、フローリング材で悩んだことはありませんか?よくあるのが、無垢を使うか、複合を使うか。私が断然おすすめするのは無垢フローリングです。その理由について詳しくお話しします。

その前に、そもそも無垢フローリング複合フローリングの違いについてよくわかっていない方もいらっしゃるかと思うので、そこから解説しますね。

無垢フローリングとは?

まず、私が推している無垢フローリングについて説明します。
無垢フローリングとは、一本の木材をそのまま使用したフローリング材です。木の自然な風合いや質感が楽しめるのが特徴で、家の中に自然の温もりを感じられるのが魅力です!無垢材の温かさや心地よさは、合成素材では味わえない特別なものだと思うんですよね。

特に夏場裸足で歩いてみると、断然違いが判ります。私の友人が家に遊びに来た時、無垢のフローリングを裸足で歩いて感激したんです!なにこれ!!って。丁度そのころ、彼女も新築の打ち合わせ中で、もともと複合フローリングでしたが、無垢に変更してもらったそうです😊

複合フローリングとは?

一方、複合フローリングはどうでしょうか?
これは、複数の素材を組み合わせて作られたフローリング材です。表面には木目調のプリントが施されており、一見すると無垢材と変わらないように見えます。最近は特にプリント技術がすすんでいて本当に再現度がすごいです。価格も手頃で、多くの家庭で選ばれています。忙しい現代社会では、手軽さとコストパフォーマンスの高さから、複合フローリングが人気を集めるのも納得です。

先ほど歩いた時の感触をお伝えしたのでこちらもお伝えすると、夏場は特にべたべたしますね💦まぁいつもスリッパなら問題ないとも言えますが・・・

価格の違い

確かに、価格の面では複合フローリングに軍配が上がります。初期費用が抑えられるため、リノベーション予算が限られている場合には魅力的です。しかし、価格だけで選んでしまうと後々後悔するかもしれません。見た目の美しさが持続するかどうか、耐久性がどれほどか、といった点も考慮することが重要です。

 

時間が経つと分かる違い

最初は見た目に大きな違いがないように感じるかもしれませんが、数年経つとその差は悲しいくらいに歴然となります。複合フローリングは、使い込むうちに傷や摩耗が目立ちやすくなります。プリントされた木目模様が剥げてしまうと、急に安っぽい印象を与えてしまいます。一昔前は複合フローリングの仕上げで洗い屋さんにワックス掛けてもらってたんです。でもだんだん進化して、ワックス不要に。むしろワックスしないで、となった商品の多いこと。これって一見手間が省けて良くなったって思いますが、自分でお手入れできないってことなんです。メーカーからしたら、汚くなったら貼り替えてね、なんです。逆に無垢フローリングは、使えば使うほど風合いが増し、家の歴史を感じる床へと変化していきます。先ほども書きましたが、ちゃんとお手入れしたら一生ものです。

複合フローリングのデメリット

具体的に、複合フローリングのデメリットについて見てみましょう。例えば、表面に傷がついた場合、修復が難しく、見た目の劣化が顕著です。また、表面のプリントが剥げてくることもあり、これが原因で見た目の質感が大幅に低下します。急に安っぽさを感じる瞬間、ありませんか?(笑) 傷がつくたびに、ホームセンターなどで売ってる傷を隠すペンでぬりぬりするか、プロのリペア屋さんにおねがいするかです。

無垢フローリングの良さ

では、無垢フローリングの良さはどこにあるのでしょうか?無垢フローリングは、使い込むほどに味わいが増してきます。多少の傷や汚れも、家族の思い出として愛着が湧いてくるから不思議です。私も子供が付けた傷に最初は腹が立ちましたが、今ではその傷も家族の歴史の一部として大切に感じています。

また、無垢フローリングは、多少の傷なら水を含ませて、木が水を吸収するのを待って、濡らした布をあててアイロンを当てると膨らんで直りますし、汚れもサンドペーパーで削れば簡単に消えます。この修復のしやすさも無垢フローリングの大きな魅力です。

蜜蝋ワックスやオイルの魅力

さらに、無垢フローリングに蜜蝋ワックスオイルを塗ると、色が深まり、愛着が増してきます。時間と共に変化する色合いは、まさに育てる床といった感じで、家族の一員のように可愛く思えてきます(笑)。杉やパイン材なら、比較的手頃な価格で手に入るので、コスト面でも心配ありません。

予算が厳しい場合は

もちろん、リノベーションの予算が厳しい方もいらっしゃるでしょう。その場合でも、せめてリビングだけでも無垢フローリングを採用してみてはいかがでしょうか?家族が集まる場所だからこそ、温かみのある無垢フローリングで心地よい空間を作ってほしいと思います。

㎡単価で言うと例えば無垢のフローリングで12000円とします。複合フローリングで6000円とした場合、差額6000円です。これ最低でも10年生活すると考えると、1日1.64円ですよー。

まぁ1㎡ということはないにしても20畳のリビングでも33㎡で54.12円。1日54.12円で無垢をあきらめるのもったいなくないですか??しかも10年でですよ。お手入れちゃんとすれば一生ものなのでもっともっと安いです。と、すぐに日割り計算してしまうんです(笑)。私だったら、絶対壊れる設備でコストダウンしてでも無垢のフローリング採用します。

実際に初期投資と思えば高いものではないんですよ。複合フローリングを20年~30年後に貼り換えると考えると・・・上の例だと商品代は同じになりますね。でも、解体屋さんや大工さんの手間代は追加でかかってしまいます。処分費も追加になりますよね。そして何よりフローリングを貼り替えるとなった時の、荷物の移動やら工事中のわずらわしさを考えると・・・ですよね?

まとめ

無垢フローリングの魅力、伝わりましたでしょうか?自然な風合い、時間と共に増す味わい、修復のしやすさ。これらの要素が、家族の思い出と共に成長していく床を作り出します。ぜひ、リノベーションの際には無垢フローリングを検討してみてください。きっと、その選択を後悔することはないでしょう。

いかがでしたか?無垢フローリングの魅力に触れて、次のリノベーションでぜひ取り入れてみてください。家族の歴史を刻む床が、きっと温かい思い出と共にあなたの生活を彩ってくれるはずです。